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長崎県のイベント・祭り

見る 長崎県美術館「手塚治虫 ブラック・ジャック展」

2024年10月26日(土)~2025年1月5日(日)
長崎県/長崎市/長崎県美術館 企画展示室

ブラック・ジャック

©Tezuka Productions

九州初開催!!
医療マンガの金字塔『ブラック・ジャック』過去最大規模の展覧会
500点以上の生原稿から手塚治虫の情熱と執念を大解剖!

マンガ『ブラック・ジャック』は、手塚治虫の代表作のひとつです。

無免許でありながら天才的な外科技術を持ち、権威に追従せず多大な報酬を求めるその強烈なキャラクターは、誕生から50年を経た現在もなお多くの人々を惹きつけています。

本展は、500点以上の原稿に加え、連載当時の『週刊少年チャンピオン』や1970年代に発行された単行本、200以上のエピソードの直筆原稿が展示される『ブラック・ジャック』史上最大規模の展覧会です。

『ブラック・ジャック』が描かれた昭和の当時の様々な出来事に影響を受けた作品や、手塚治虫の情熱と執念が感じられる当時の関係資料、『ブラック・ジャック』が生まれたときの秘密が解き明かされる証言映像などを多数展示。

世界的に評価されている名作マンガ『ブラック・ジャック』のすべてを余すところなく体感できます。

『ブラック・ジャック』第17話「灰色の館」より

『ブラック・ジャック』第17話「灰色の館」より ©Tezuka Productions

展示構成

第1室|B・Jとキャストたち

作品に登場する個性豊かな医師たちのキャラクターを各登場エピソードと併せて紹介し、『ブラック・ジャック』が織り成すストーリーをわかりやすくご覧いただけます。
これまで何度も読み返した方も、今回初めて出会った方も、『ブラック・ジャック』の世界に没入することができます。

『ブラック・ジャック』第1話「医者はどこだ!」より

『ブラック・ジャック』第1話「医者はどこだ!」より ©Tezuka Productions

第2室|B・J誕生秘話

手塚治虫が『ブラック・ジャック』を生み出すにいたる背景を当時の資料とともにご覧いただきます。
マンガの“神様”といわれた手塚治虫の『新寳島』や『鉄腕アトム』の作品資料に加え、医大時代の資料などの手塚治虫と医療の深い関わりがわかる貴重な資料もご覧いただけます。
さらに、『ブラック・ジャック』が初めて登場した記念すべき第一話目の原稿や、本展のために新たに収録した、『ブラック・ジャック』誕生の秘密を解き明かす手塚プロの関係者、出版に携わった編集者などの証言映像を上映します。

『ブラック・ジャック』第89話「おばあちゃん」より

『ブラック・ジャック』第89話「おばあちゃん」より ©Tezuka Productions

第3室|B・J曼荼羅

マンガ『ブラック・ジャック』の約140話の原稿が並ぶ圧巻の展示空間で、これだけのエピソードの原稿が展示されるのは史上初です。
ブラック・ジャックやピノコ、それぞれのストーリー全体を通しての遍歴、高額請求の謎や、動物のいのちを扱った作品など、主要なテーマごとに作品を展示します。
『ブラック・ジャック』にまつわる疑問を解決したり、裏設定を発見したりと、様々な視点からお楽しみいただけます。
また、手塚が生み出した、作品のキャラクターを俳優のようにとらえ、様々な作品に登場させる「スターシステム」にまつわる展示も必見です。

*スターシステム:ひとつのキャラクターがいろいろな役に扮してさまざまなマンガに登場すること。

『ブラック・ジャック』第29話「ときには真珠のように」より

『ブラック・ジャック』第29話「ときには真珠のように」より ©Tezuka Productions

第4室|B・J蘇生

『ブラック・ジャック』の魅力を今と当時の視点から探ります。
当時の読者が驚き惹きつけられた“人体の手術シーン”を現代アート的な視点から鑑賞する展示や、第一線で活躍している医療従事者たちもリスペクトする『ブラック・ジャック』を、医療の側面から鑑みるコーナーも展開します。
また、週刊で連載されていた『ブラック・ジャック』には、昭和当時の事件や事象、流行などがストーリーの中に織り込まれています。
それらが実際に、どのようにしてマンガに描かれているのか、当時のニュース映像とともに『ブラック・ジャック』を読み解くコーナーなども展開します。

 

©Tezuka Productions

手塚治虫プロフィール

本名・手塚治。
1928年、大阪市豊中市生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。
大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。
1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』でデビュー、翌年単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。
代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『ブラック・ジャック』『火の鳥』『三つ目がとおる』等がある。
1989年死去。

『ブラック・ジャック』第182話「ご意見無用」より

『ブラック・ジャック』第182話「ご意見無用」より ©Tezuka Productions

=関連イベント=

スペシャルトークイベント「父・手塚治虫のこと、そして『ブラック・ジャック』の魅力」
【日時】 10月26日(土)14:00~15:00(開場13:30)
【会場】 長崎県美術館 ホール
【講師】 手塚るみ子氏(手塚治虫長女、手塚プロダクション取締役)
【定員】 100名
【料金】 無料 *要本展観覧券
【参加申込締切】 2024年10月12日(土)*応募多数の場合は抽選

 申込は・・長崎県美術館Webサイト

【開館時間】 10:00~20:00 *最終入場は19:30
【休館日】  毎月第2・第4月曜日(休日・祝日の場合は火曜日が休館)、年末年始(12月29日~1月1日)
【観覧料】  一般1,500円(1,300円)、大学生・70歳以上1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)、中学生以下無料
       *( )内は前売りおよび15名以上の団体料金

問合せ先:長崎県美術館 TEL 095-833-2110

詳細は・・長崎県美術館Webサイト

ご参考・・公式 X

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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
*複写・転写を禁じます。

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