©Seiji Fujishiro 2023
独自の技法と作風で国内外から高く評価される影絵作家の藤城清治の100歳を記念した展覧会。
生きるよろこび2011 ©Seiji Fujishiro Museum 2011年
日本における影絵作家の第一人者として知られる藤城清治。
令和6(2024)年4月に100歳を迎える現在も精力的に影絵の制作を行い、今なお老若男女を問わず多くのファンを獲得しています。
令和5(2023)年の年末に放映された紅白歌合戦では歌手・アーティストのMISIAとの共演で話題を呼びました。
博多祇園山笠 ©Seiji Fujishiro Museum 2012年
福岡市博物館で10年ぶりに開催される本展は、藤城清治が100歳の記念となる展覧会です。
会場となる福岡市博物館には藤城が自ら編みだした技術・技法でつくりあげた、華麗な影絵の代表作が勢揃いすると共に、福岡オリジナル作品も展示予定です。
クリスマスの夢 ©Seiji Fujishiro Museum 2000年
光と影の競演で謳いあげるられるのは「美しい地球・生きる喜び・未来」のメッセージです。
藤城清治の衰えることのない創作意欲と、未来の世界への賛歌をぜひ福岡の地から発信します。
©Seiji Fujishiro Museum
●生年月日/1924年4月17日
●出身地/東京
●略歴/
慶応義塾大学経済学部卒業。
紫綬褒章、勲四等旭日小綬章、日本児童文芸家協会児童文化特別功労賞等受賞。
第36回巌谷小波文芸賞受賞。
●影絵/
自ら編み出した方法で剃刀と数百色のカラーフィルターを操り、こびとや猫などの愛らしいモチーフから聖書や童話の世界、綿密な風景画など幅広いテーマで独特の世界を創り続けている。
「暮しの手帖」や朝日新聞などへの連載、絵本や画集などの出版物のほか、「影絵名作アルバム」や天気予報、CMなどテレビにも登場。数千点に及ぶ作品は、国内の三つの常設美術館のほか、国内外各地での展覧会で多くの人に感動を与え続けている。
●影絵劇・人形劇/
大学在学中より影絵劇創作活動を開始し、卒業後、人形と影絵の劇団ジュヌ・パントル(後の木馬座)を結成。
影絵劇では2,000回以上の公演実績のある「銀河鉄道の夜」をはじめとした名作を多数生み出し、日本ユネスコ協会連盟賞、厚生省児童福祉文化奨励賞、文化庁芸術祭優秀賞など多数の賞を受賞、国内外の博覧会でのロングラン公演実績も多い。
一方、「ヘンゼルとグレーテル」などぬいぐるみ人形劇のノウハウを活かし、テレビ番組「木馬座アワー」で生み出したキャラクター「ケロヨン」は、日本武道館や大阪万博でもショーを開催するほど爆発的な人気を博した。
きん色の窓 ©Seiji Fujishiro Museum 1980年
【開館時間】 9:30~17:30(入館は17:00まで)
【休館日】 月曜日 *ただし、4月29日(月・祝)、5月6日(月・祝)は開館し、4月30日(火)、5月7日(火)は休館
【観覧料】 一般2,000円(1,800円)、高大生1,500円(1,300円)、小中生500円(300円)
*( )内は前売、20人以上の団体料金
*各種お手帳(身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳・療育手帳)をお持ちの方は、一般・高大生1,300円 小中生300円(いずれも介助者は1名まで無料)、当日券売り場のみ販売
問合せ先:藤城清治展福岡実行委員会事務局(スリーオクロック内) TEL 092-732-1688(平日11:00~17:00)
詳細は・・公式Webサイトへ
ご参考・・福岡市博物館Webサイトへ
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*料金、時間、休館日等は、変更の場合があります。必ず確認の上、お出かけください。
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